この話は、とある会社の事務職Aさんが、RPA未経験ながらもロボットを作成するまでのお話です。
過去の記事はその1、その2でご覧いただけます。

RPA事例
導入事例3 事務職、プログラム経験なしでもWinActor®があれば業務を自動化できる! その1
導入事例3 事務職、プログラム経験なしでもWinActor®があれば業務を自動化できる! その2

作業手順の可視化まで完了したAさん。

セオリー通りに進むのであれば次はフローチャート作成ですが、フローチャート作成が苦手なAさんは、WinActorでシナリオを作成しながらフローを検討しました。

なぜなら、WinActorのシナリオはフローチャートを元に作られているから作業の洗い出しさえ終わっていれば、フローチャートの作成は省略することも可能だからです。
※一般的には作業の流れをフローチャート化し、その後シナリオを作成した方が楽になるといわれています。

フロー図1
WinActorのシナリオイメージ

メール送信手順(手作業)

以下がメール送信の手順です
1.「受講案内(M列)」でフィルタを実行する
  条件:本日日付
2.該当するデータがあれば、受講案内メールを送信する
 宛先:「メールアドレス(U列)」からコピー&ペーストする
 CC:担当(J列)をもとに別表を見て管理者(上司)のメールアドレスをコピー&ペーストする
 メール本文:テンプレートに受講者氏名、研修名、開催日をコピー&ペーストする
3.M列のフィルタを解除し次の「リマインド1(P列)」でフィルタを実行する
  条件:本日日付
  宛先:社員番号をもとに別表を見てメールアドレスを調べる

  メール本文:テンプレートに受講者氏名、研修名、開催日(受講開始日)をコピー&ペーストする
4.該当するデータがあれば、リマインドメールを送信する
5.P列のフィルタを解除し次の「リマインド2(R列)」でフィルタを実行する。
  CC:担当(J列)をもとに別表を見て管理者(上司)のメールアドレスをコピー&ペーストする
  メール本文:テンプレートに受講者氏名、研修名、開催日をコピー&ペーストする

WinActorメール送信自動化イメージ図
WinActorでメール受信シナリオ

それでは、Aさんが作成したメール送信シナリオを動画でご覧ください。

WinActorで送信されたメールを確認

WinActorで送信されたメールを確認してみます。赤枠の部分はExcelからデータを読み込んでいます。

WinActorでExcelデータ抽出後
【メール】
WinActorで受講案内送信
WinActorでリマインドメール送信

WinActorでメール受信シナリオ

返信メールを受信し、管理表の該当する箇所に〇を入力するシナリオです。


WinActorメール受信イメージ

WinActorメール受信シナリオ

できた。。。ふーっ

導入後は?

作業時間、コストをこれまでの1/6に削減

メールの送信漏れ・誤送信・リターンメールのチェック漏れ改善⇒精神的負担が大幅に軽減

Aさんは「空いた時間を有効活用し、更なる業務の自動化に取り組もう!」と思うのでした。完了

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